公式発表
日経ラジオ社の長柄送信所がある千葉県にも甚大な被害をもたらした台風25号の影響で、ラジオNIKKEIは9月25日の第2放送(JOZ6 6115kHz)を終日休止すると発表しました。
ラジオNIKKEIは台風の影響で9月22日に第1放送・第2放送で減力放送を実施していることを明らかにしていました1が、9月24日に発表された続報で、非常用発電機による電力確保が困難になったためとして25日の放送を休止することが分かりました2。
また、ラジオNIKKEI公式サイトでは第1放送で減力放送を継続していることも発表されました3。
終日放送休止することについてはradikoの番組表にも反映されており、25日の番組説明欄4にはX(旧Twitter)での告知2と同じ内容が掲載されています。
放送での告知
X(旧Twitter)での告知2は18時18分に投稿され、公式サイト3は19時00分付で掲載されていますが、それに先立って短波放送とradikoでは、第2放送の休止に関する告知が行われていました。
radikoタイムフリーで17時10分から放送終了(19時)までの放送を確認したところ、この告知は「RaNi Music♪Evening」の音楽にカットインする形で2回放送されました。
告知の放送時間は、1回目は18時9分56秒から18時10分46秒まで、2回目は18時42分12秒から18時43分1秒までです。
1回目の告知アナウンスの内容は以下のとおりです5。
ここで、「RaNi Music♪」をお聴きの皆様に、お知らせです。
ラジオNIKKEI第2は、先日の台風による送信所の停電により、非常用発電機を使って放送を継続してまいりましたが、電力の確保をすることが困難となり、通常の放送を維持できない状況となりました。
その影響で、9月25日金曜日の「RaNi Music♪」およびラジオNIKKEI第2の番組は、「短波放送」、「radiko」いずれも放送を休止します。
リスナーの皆様には多大なご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。
なお、26日土曜日以降の放送につきましては、わかり次第、Webサイト、SNSなどでお知らせいたします。
2回目の告知が終わってからはクロージングまで通常通り放送されました。
ひとこと
短波放送聴取歴は10年少しですが、ラジオNIKKEIが台風の影響で減力放送することはあっても、今回のように放送を休止する事態に及んだことはなかったと思い長らくます。
事態が長期化すると週末の競馬中継にも影響が及ぶため、早く復旧されることを願っています。
また、今回の事態を受けて各局の放送スケジュールのページにラジオNIKKEI第1放送と第2放送のスケジュールを追記しました。
追記
26・27日の放送について
(以下は2026/09/25追記)
第2放送はradikoでのみ配信
9月25日17時59分から、ラジオNIKKEI第1で今週末26日(土)・27日(日)の放送についての告知がありました6。
告知内容は以下のとおりです。
ここでラジオNIKKEIからのお知らせです。
ラジオNIKKEI第2は、先日の台風による影響で、電力の確保をすることが困難となり、通常の放送を維持できない状況が続いています。
その影響で、9月26日土曜日、27日日曜日のラジオNIKKEI第2は、短波放送での放送を休止し、radikoのみでの配信とさせていただきます。
また、ラジオNIKKEI第1は現在、周波数3.925MHzで、出力を減らして放送しています。
ラジオNIKKEI第1のradikoも、通常通り配信しています。
ぜひradikoのご利用をご検討ください。
リスナーの皆様には多大なご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。
ラジオNIKKEIからのお知らせでした。
上と同様の内容は局のXアカウントで17時6分に公開された7ほか、公式サイトにも17時0分付で掲載されています8。
Geminiに訊いた限りでは、突発的な放送事故による停波以外に、地上波放送なしでradikoによる配信を実施した前例はないとのことでした。
第1放送は終日3MHz帯で放送
さらにその後、18時9分に行われたXの投稿9で、9月26日以降当面の間、第1放送を終日3MHz帯で放送することが発表されました。
このことは25日18時44分からの第1放送でも以下のようにアナウンスされました(6055kHzで確認)。
ラジオNIKKEI第2は、先日の台風による影響で、電力の確保をすることが困難となり、通常の放送を維持できない状況が続いています。
その影響で、9月26日、27日のラジオNIKKEI第2は、短波放送での放送を休止し、radikoのみでの配信とさせていただきます。
また、ラジオNIKKEI第1は明日以降、周波数3.925MHzで、出力を減らして放送を継続します。
ラジオNIKKEI第1のradikoも、通常通り配信しています。
ぜひradikoのご利用をご検討ください。
リスナーの皆様には多大なご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。
第1放送のJOZ4 3925kHzは根室にある送信所から送信可能なため、25日をもって当面は長柄送信所の運用を休止し、根室送信所から送信するものとみられます。
26日の放送開始アナウンス
(以下は2026/09/26追記)
26日の第1放送の開始アナウンスは、筆者の設備・環境では受信できなかったためradikoで確認しました。
JOZ2 6055kHz(長柄送信所)のアナウンスはなく、JOZ4 3925kHz(根室送信所)のみがアナウンスされました。
空中線電力はJOZ4の免許上の最大出力である10kWとアナウンスされました。
短波を休止しradikoのみで配信する第2放送は、番組表上「放送開始アナウンス」と記載された08:59~09:00はアナウンス等は配信されることはありませんでした。
9時までは無音でしたが、9時から通常の番組が始まりました。
28日以降の放送について
(以下は2026/09/26追記・09/27一部修正)
局の公式Xが26日17時22分に更新10され、以下の方針が発表されました。
- 第1放送:当面の間、JOZ4 3925kHzで放送
- 第2放送:28日は短波・radiko共に休止、29日以降は「放送時間を短くして放送を再開予定」(詳細は追って発表)
第1放送は今後も根室送信所から放送していくことが確認されました。
第2放送は26・27日のようにradikoでのみ配信する体制は実施せず、29日以降放送時間を短縮して再開する予定とのことです。
第2放送の送信設備は長柄送信所にしかないため、第2放送の持続的な送信を実施するには停電の復旧または非常用発電機の燃料確保といった電力確保が必須となりますが、時間縮小とはいえ、「配信」ではなく「放送」を再開する予定を示したということは、電力確保の目途が立ちつつある可能性があります。
29日から第2放送が短縮して再開
(以下は2026/09/29追記)
29日(火曜日)に第2放送が再開されました。
周波数は6115kHz(JOZ6)で変更ありませんが、放送時間は平日は11時から18時までに短縮されました(通常時は8時から19時まで)。
事前の局公式サイトの発表11通り減力放送が実施されているようで、出力は通常の50kWから10kWに減力して放送しているとのことです(放送開始アナウンスで確認)。
なお、土曜日と日曜日は放送時間を短縮しない方針のようです12。
(以下は2026/10/02追記)
時短放送の編成が公式サイトに掲載されています13。
掲載されている編成表に記載のない放送開始アナウンスと放送終了アナウンスは、それぞれ11時から11時1分まで、17時59分から18時まで放送されています(ジングルを含む)。
プレスリリース
9月29日、「【重要】台風25号の影響と今後の放送体制について」と題したプレスリリースが発表されました14。
プレスリリースには、9月21日の長柄送信所停電と減力放送の開始から第2放送の休止、そして時短かつ減力での放送再開までの経緯が生々しく書かれています。
停電となった送信所に続く道路を車両が通行できず、非常用発電機の燃料は人力のピストン輸送で補給してきたものの、その燃料供給が間に合わず、第2放送は放送を休止せざるを得ない状況となりました。
車両が通行できる状態となり、給油車を使って燃料を確保するめどが立ったため、放送を再開できるようになったとのことです。
第1放送は現在、暫定的に根室送信所から終日放送していますが、これも総務省への働きかけによって実現したことが記されています15。
10月4日は競馬「凱旋門賞」の中継のため、22時29分から第1放送は特別放送を予定しています。
送信設備の緊急事態の中行われる特別放送にも注目です。